健康一口メモ6月号『食中毒について』を掲載いたしました

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気温と湿度が上がる5月は食中毒が増え始める季節。食中毒の原因、実は飲食店以外に「家庭の食事」が約2割を占め、特に高齢者は重症化しやすく注意が必要です。
① 「つけない」:手洗いの徹底
ウイルスや細菌の多くは、手を介して口に入ります。調理前や食事前には指先、指の間、手首を石けんと流水でよく洗い流します。これで付着した菌の数は劇的に減少します。特に生の肉や卵を触った後は、他の食材や器具に触れる前に必ず手洗いをしてください。まな板や包丁、ふきんは清潔なものを使用しましょう。
② 「増やさない」:速やかに冷やす
細菌の増殖スピードは驚くほど速く、室温の状態で放置すると大変危険です。調理後の食品を保存する場合は浅い容器に小分けし、速やかに冷蔵庫や冷凍庫へ入れましょう。微生物に増殖の隙を与えないことが、家庭での食中毒予防には不可欠です。
③ 「やっつける」:中心部まで加熱
食中毒の原因となる微生物の多くは熱に弱く、中心温度75℃で1分以上の加熱が有効です。中まで十分に火が通っているか確認する習慣をつけましょう。なお、カビは熱でも死滅せず毒素が残る場合があります。僅かなカビでも、食品全体に菌糸が広がっている可能性があるため、カビの生えた食品は迷わず破棄してください。
万全を期していても、感染してしまうことはあります。もし、下痢や嘔吐、腹痛が現れた際は、以下のことに注意してください。
◎自己判断の下痢止めは控える:下痢は、体が悪い菌を外に出そうとする防御反応です。無理に止めると症状を悪化させることがあります。
◎水分補給を第一に:嘔吐や下痢が続くと、脱水症状を招きます。経口補水液などで水分と塩分を少しずつ、こまめに摂取してください。
水分の摂取すら困難なほど症状が重い時は、無理をせず早めに医療機関へ相談しましょう。気温が上がるこれからの季節、確実な手洗いと食品管理を心がけ、安心して食事を楽しみましょう。