医師会のご案内

 会 長  今 成 芳 郎

会長あいさつ

 桶川北本伊奈地区医師会は、桶川市、北本市、伊奈町の2市1町の9病院と83診療所で勤務・開業している医師192人で構成されています。2市1町の行政機関とともに地域の医療、介護を担っております。また、学校医・産業医として地域の学生・先生方、従業員の皆様の健康(身体的、精神的)を守るべく努力しております。
 医師会立として、准看護学校・訪問看護ステーション・在宅医療連携センターを運営しております。准看護学校は1学年35名ほどで約70名の学生が2年間学んでいます。准看護師試験の合格率は100%と高水準です。卒業後は、当地区等に准看護師として就職する学生、高等看護学校に進学する学生がおります。
 訪問看護ステーションには11名の看護師が勤務し、主治医と情報を共有して在宅医療で、手厚い看護を行っています。今年秋には桶川市地域福祉活動センター内にサテライトを開設する予定です。また、退院後などに在宅診療が必要になった時の相談窓口となる在宅医療連携センターも同じく移転し、稼働予定です。
 行政からの委託事業として、コロナを含めたワクチン事業を行っております。また検診事業としては、特定健診、人間ドック、がん検診、乳幼児検診、学童検診、教職員検診等を行っております。更に休日診療を会員の当番制で行い、また、午後8時から10時までの小児夜間救急診療を医師会員方の協力の下に行っています。日曜、祝日、夜間帯にもできる限り、地域の皆様が安心して暮らせるように、医療体制を構築しております。
 さて、自然災害、コロナ禍の問題もありますが、日本では2025年問題という大きな問題を抱えております。この2025年問題とは、団塊の世代が75歳以上に達成する年であります。高齢者が増えれば、必然的に医療のニーズは高まります。そこで、看護師の需要が増えることになります。2025年には200万人必要となりますが、13万人が不足すると予想されています。当准看護学校は2市1町の首長さんのご理解と多大なご協力のもとに成り立っております。当地区医師会として、この地域の看護師不足対策の一助となれば幸いです。
 また、認知症患者数ですが、2020年では602万人に増加しています。認知症の前段階のMCI(軽度認知障害)の方も多数いらっしゃいます。認知症の予防はもちろんですが、認知症になった高齢者が住み慣れた地域で最後まで自分らしい暮らしを続けるため、当医師会は、在宅診療を担う医師を登録して、訪問看護師とともに、地域包括ケアシステムの構築を進めております。
 当地区医師会は、コロナ感染症に対して、行政とともにワクチン接種を進めて参りました。また、地区内の大学と協力体制を構築し、学生、地域住民のワクチン接種を更に進めて参りました。今後も行政と協力体制を密にしてワクチン接種を推進して参ります。これから、未知なる新興感染症、地震などの天災がいつ起こるかもしれません。急な変化にも遅れることなく、また、危機感意を怠ることなく、ICTを利用して情報発信・情報共有を続け、フットワークの軽い医師会を目指して参ります。会員の先生方にはこれからも叱咤激励、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

桶川北本伊奈地区医師会
会 長 今 成 芳 郎

桶川北本伊奈地区医師会について

 桶川北本伊奈地区医師会は桶川市、北本市および伊奈町で医療に携わる医師によって構成されています。 会員の約半数は開業医ですが、県立がんセンター、県立精神医療センター、北里大学メディカルセンターなど、9病院の多くの先生方も会員として入会されています。

 医療サービスには,開業医では出来ないこと、大病院では出来ないことがあります。両者が連携を深め、問題意識を共有することで、より効率の良い医療サービスが出来ると考えています。また、医師の仕事は日常の診断だけにとどまらず、特定健診、介護認定、乳幼児健診、がん検診、人間ドック、各種予防接種、学校医として小・中学校の児童生徒の健康診断、健康相談、さらには、日曜祝祭日や小児初期救急の当番医など、様々なかたちで桶川市、北本市、伊奈町の住民の皆様と関わりをもっています。
 また、当地区医師会では不足している看護師を養成するため、准看護学校の運営にもあたっており、現在70余名の学生が勉学に励んでいます。
 さらに、患者の高齢化に伴い在宅医療が年々増加の一途をたどっていますが、こうした方々に24時間体制で看護サービスを提供する訪問看護ステーションの運営も行っております。

 私たちは、これからも地域の皆様に、より良質な医療を速やかに提供できるよう地元の行政との連携はもとより、各医療機関が医師会を中心に病診、診診の連携を密にし、地域住民の皆様の安心・安全の一翼を担っていきたいと考えております。

桶川北本伊奈地区医師会の沿革

昭和41年8月15日社団法人桶川北本伊奈地区医師会の設立認可
昭和52年5月2日桶川北本伊奈地区医師会成人病検診センター竣工式
北本市二ツ家に450坪3階建
人間ドック・各種がん検診・健康教室・夜間救急診療 5月9日より開始
昭和62年9月9日桶川北本伊奈地区医師会 夜間診療所が知事表彰を受賞
昭和62年9月19日桶川北本伊奈地区医師会 創立20周年
桶川北本伊奈地区医師会の成人病検診センター 開設10周年記念式典を挙行
平成元年11月25日第1回桶川北本伊奈地区医師会医学会
平成2年11月17日第2回桶川北本伊奈地区医師会医学会
平成3年4月1日桶川北本伊奈地区医師会立准看護学校を開校
平成5年12月桶川北本伊奈地区医師会立准看護学校 校章・校歌制定
平成7年6月20日桶川北本伊奈地区医師会訪問看護ステーション開所
平成18年10月1日小児初期救急開始
平成25年4月1日新公益法人制度の施行に伴い一般社団法人 桶川北本伊奈地区医師会に移行
平成27年2月24日桶川北本伊奈地区医師会 参師の会発足
平成31年4月1日桶川北本伊奈地区医師会 看護学生奨学金制度開始
令和4年4月1日在宅医療連携センター受託開始
令和4年9月1日訪問看護ステーションサテライト桶川開設(桶川市地域福祉活動センター内)
在宅医療連携センター移転(桶川市地域福祉活動センター内)